タイトル:映画「吉原炎上(主演)」のサブスク動画フル配信視聴サイト一覧
この記事では、1987年06月13日に公開された映画「吉原炎上」の動画はどこで見れるのか?また映画の情報やあらすじ、キャスト、レビュー、予告編動画、DVD&Blu-ray情報などを紹介します。
目次
映画「吉原炎上(名取裕子主演)」の予告編動画
映画「吉原炎上」の動画配信サービスの情報
映画「吉原炎上」のDVD&Blu-ray
映画「吉原炎上」の動画情報

映画「吉原炎上」の作品データ
- 作品名:吉原炎上
- 監督:五社英雄
- 脚本:笠原和夫, 中島貞夫
- 製作会社:Toei Company
- 配給:情報なし
- 公開:1987年06月13日
- 上映時間:127分
映画「吉原炎上」のあらすじ
吉原遊廓では借金に縛られた娘たちが六年の年季が明けるまで春を売っていた。久乃がここ吉原の“中梅楼”に遊女として売られてきたのは十八歳の春。明治の末のことである。中梅楼には花魁の筆頭とも言うべき、お職の九重をはじめ、二番太天の吉里、三番太天の小花に次いで、菊川などさまざまな遊女がそれぞれ艶を競っていた。
映画「吉原炎上」のレビュー&見どころ(評価・ネタバレ・感想)
自由な時代だったんだな〜。私は別にいいと思いますけどね。だってセックスメインのアダルト映画では無いですもん。裸体はたくさん出るけど、セックスシーンは実際かなり控えめだし。この映画に出てくる女優さんのヌードは全て作品に必要な意味のある物。
話し逸れましたが、いやぁ、色んな意味であっぱれ!!
五社英雄監督、やはり凄い監督です。あの映像美は五社監督にしか出来ない技です。
あと制作費も今とは比べ物にならないんだろうな〜。日本もバブル崩壊前で資金が潤沢にあった時代だから。CGなんて無いから、セットは全て本物。それを最後に燃やす。スケールが違う。
やっぱり違うんですよね。CGの背景と、本物の背景。CGは何とも味気ない。私は好きでは無いです。
メインの女優人の演技は本当に凄いです。
正直、改めて見た感想ですが、主役の名取裕子さん、いい演技だと思うけど、助演の二宮さよ子さん、藤真利子さん、西川峰子さん、かたせ梨乃さんに食われてる気はしますね。それだけ助演の4人が素晴らしい!
二宮さよ子さん、中学生で初見の時、子供ながらに「何てキレイな人なんだろう」と思っていました。
もう若くはない花魁の悲しさが本当に上手く出ている。
藤真利子さん。金魚のシーンは泣ける。美しいし。
そしてやはり西川峰子さんのあのシーンですよ。
この映画で1番記憶として残っているのは西川さんの「ここ噛んで〜!!」です。日本映画史に残る名シーンだと思います。体当たりの凄い演技。
藤真利子さんも西川峰子さんもかたせ梨乃さんも、その後2時間サスペンスなどに多数出演されてますが、正直演技が上手いとは全く思えないんですよね。
つまり、女優さんの演技力を引き出すのは監督の力なんだな、と痛感。
スケールの大きな映画に抜擢されて、五社英雄監督に指導されて演技を求められて、死ぬ気でやった結果があのそれぞれの名演技なのかと。
私、映画大好きですが最近観るの古い物ばかりです。
昭和の女優さんは凄い。今の女優では吉原炎上の様な映画は作れないでしょうね。
今大河ドラマで吉原が舞台になっていて、花魁たくさん出て来ますが、どの花魁にも何の苦難も見えない。薄っぺらい演技。花魁のコスプレにしか見えない。
若い人にも見て欲しいですね。
最後に、根津甚八さん、、、惚れ惚れします。
↓ここからネタバレになります。長文注意。
ですが春夏秋冬と季節を重ねていき、主人公はどんどんと上り詰めていく中、勿論転がり落ちていく人がいるわけで。
個人的には春の九重さんが一番幸せな去り方をしたのではないかと思います。年齢は重ねてしまっているけれど何の病気もなく、自分の足で再び門をくぐれることがどれだけ幸せことなのか…この後の夏秋を観て実感しました。
夏の吉里さんは初っぱなのシーンから何だか心ここにあらずで視線がぼんやりとしており、少しミステリアスな感じ。その後に主人公とかき氷を食べているシーンは最初の頃のイメージを払拭して一気に幼い雰囲気になったところは本当に驚きました。
春の九重さんと違ってすがるものを捨て切れず、諦めきれなかった吉里さん。地面へ落ちた金魚に「お逃げ、逃げんだよ」と言うシーンで吉里さんの心情があまりにも伝わってきて苦しくなりました。
その後、秋の小花さん。
個人的にはこの人に一番感情移入してしまって一番しんどかったです。
預り知らぬところで主人公の部屋となっていた元小花の部屋で嫉妬とプライドをズタズタにされたことから布団を切り裂くシーンでは涙が堪えきれず…。
この辺りから主人公がぐっと垢抜けて上に立つ者のプライドが全身から滲み出ているのですが、その影で身体を壊していき、死の間際にも喀血しながら誰でも良いから抱いてくれと叫んでいた小花さん。
何故そうまでして客を取ろうとしたのかを半生から察してしまっているこちらは本当に苦しくて、苦しくて、ここで一番泣きました。
最後に冬の菊川さん。
この人はこの作品で一番逞しく、強い方です。個人的に一番好き。姐さんと呼びたい。
旦那を奪った相手が図々しく尋ねてきてお金のことを暗に濁した際の菊川さんの対応が本当に男前で、悔し泣きしながらもお金をかき集めているシーンで旦那と略奪相手に向かって「へっ!ざまあみろ!」とついつい悪態をついていた私の横っ面にガツンと来ました。
あと、後半に来て少し(かなり)高飛車+自分勝手になっている主人公を叱ってくれる人の登場にかなりスッとしました。
このように春夏秋冬の女性たちが心身共に壮絶な思いをしながらも自分の足で歩いている中、主人公は基本的に辛い思いはしませんし、あまり現実を見ていないと言うか…若からの身請けを蹴っておきながらちゃっかりお金は貰って華やかに花魁道中、その後別の人に身請けされたけどやっぱり若のことが好きだから燃え盛る吉原に向かう!とか…とにかくやりたいことをやりたいようにやるタイプの主人公のようです。
最後に吉原が燃えていくシーンで主人公に帰る場所はどこにもないことを暗示しているのかなと感じました。
気になって鑑賞してみました。
ちょっと廃れはじめたころの吉原のお話。吉原のしきたりなんかが丁寧に描かれています。
お話も名取裕子さんを中心に二宮さん、藤さん、西川さんが主人公のお話がオムニバスになっており、
それぞれの女性の生い立ちや感情などが描かれてます。
根津さん演じる若さんの心理が、女性としてはわかりづらいですが、
きっと、名取さん演じる紫を初日に救い出してあげられなかったことが彼なりに負い目にあって、
身請けを申し込む日まで抱かないと決めていたのかな?と想像。
(昔のボンボンの男性ってかっこつけで、ひどくロマンチストじゃないですか、)
でもそれとは真逆に、紫は花魁として生きていくの月日のなかで、若さんが心に残している逃げ出した初日の紫よりも、
花魁として強くふとましく成長してしまったのかな?と。
身請け話を花魁道中という形で返された傷心の若さんは、女郎でありながらどこか幼く、無垢な女性に身を沈めていく…
ボンボンの若さんと、呼び出し花魁まで上り詰めた紫のすれ違いってところでしょうか。
気になっていた、西川峰子さんのシーンはなかなかでした。
労咳で死の淵にある小花さん(西川さん)の壮絶な最後。そして本能。
紫もつぶやきますが「いったいどんな生き方してきたの?」です。
とにかく、昭和の女優陣はいつも思いますが、圧倒的に美しいです。
五社さんお得意の、口が風圧でガバーーっとあく、あのシーンも見られます(笑)
最初の客で逃げたり、懐妊して流産させるシーン、周りの女郎が散発的に起こす騒動の中で女郎たちの悲哀やたくましく生きる姿はなんとなく伝わってきた。しかし肝心の名取裕子が花魁道中を夢見る過程、心の変遷はあまり描かれていなくて理解しにくかった。
そのため、大事なお金の受け取り方、使い方という意味において名取裕子が馬鹿女的に感じられてしまう結果になったのが残念だ。
終盤の炎上シーンも炎が上がる中で火元で抱き合う二人はなにそれ?って思ってしまう。心情的に共感するに至らない状態で炎上してラストを迎えてしまうからだろう。
とは言え、過ぎ去ってしまった時代の華やかな世界を垣間見れるし、名女優さんの艶めかしい裸を楽しむ事ができるという点ではありがたいと感じることができた。レズシーンの時は思わず股間に手を伸ばしてしまったほどだ。
映画としての評価ということであれば、色っぽい女性を楽しむための映画の域を超えるものではなかった。
当時の時代風景がよく描かれているともいます。
花魁物はやはりこの作品が一番。
鑑賞するのは数回目だと思うのですが、
何度観ても視点を変化させて観ることができる名作です。
豪華絢爛で退廃的な作品であり、
腹の底からの苦い後味があるので、
今の若い子たちにも観てほしいような・・
観てほしくないような・・こんな風に複雑な
心境にしてくれる作品は、そうそうありませんね。
花魁でなくとも、世間や異性の裏切りやすれ違いで、何が本当の幸せかをわからなくなってしまうこともある。華やかさの中に、真実の悲しみが描かれていました。共感できます。
忘れられない作品です。
ですが、何分言葉遣いが標準語でないので
アラフォーになって初めて話の素性が見えました。
態度おっかないかたせ梨乃が一番正論言ってました。
若いころは部分部分でしか話を理解しきれなくて
かたせ姉さんを敵視してましたが、やはり人生歩んで
色々知っていくと理解が変わっていくもんですね。
名取裕子のおっぱい綺麗!
冒頭で芋臭い女が、季節が経つごとに「おいらん」になっていく様
豪華なセット
今は知る俳優人の若かりし姿
素敵です
どうしてもバットエンドが好きじゃないので☆一つ減点
大人になってから改めて観ましたが
花魁の切なさが存分に描かれていて好きな作品。
女優陣の素晴らしさに鳥肌が立ちます。
この年代のこの系統の映画は俳優さんかぶってるのが多いのですが
そんなの気にならない。
セットも衣装もエキストラの多さも豪華。
春夏秋冬でそれぞれサブヒロインがいるのも良かった。